Feather
日本のトラックメイカーであるNujabesにより、2005年にリリースされたアルバム「Modal Soul」に収録される第一曲目です。
私は大変申し訳ないことに、このトラックメイカーさん知らなかったんですが、有名な方なんでしょうか?調べてみると大変愛されてるアーティストのようで、日本だけなく世界中から彼を惜しむ声に溢れてました…(2010年に事故で亡くなられています)
この曲は大好きな防弾少年団のなかの、
ラッパーであり、ダンサーのJhopeがダンス練習の際にかけており、素敵だなあと耳にとまり調べて知った曲です。
アメリカのヒップホップグループのCYNEよりCise starrとAkinという二人のラッパーをフィーチャリングしています。
軽やかなピアノの旋律を軸とし、まさに漂うような洗練されたサウンドを纏いつつ、小気味よい…なんだろう、ボンゴのような太鼓のリズムがなんとも素敵🥰
それなのに歌詞は全く甘くなく、
現実に絶望しながらも生き抜く決意を表した熱いメッセージが込められています。
とくにメディアや、権力者を批判し、
弱者の立場に寄り添い、逃げも隠れもせず力強く生きることを高らかに宣言してて、
めちゃくちゃ痺れました…
下手和訳で申し訳ないですが、
ぜひ聞いてみてください✨
歌詞と考察はこちらを参考にしています。
https://www.google.co.jp/amp/s/genius.com/amp/Nujabes-feather-lyrics
*意訳を多く含みますので苦手な方はご注意ください。
<Cise Starr>
流れていくときは、羽のように。
毎日のニュースに目を通して、
黄金律のなかで、痛みというものを推し量る。
少しのエーテルで、
俺の身体は演説者を見て燃え上がっちまう。
やる気にみなぎる先生どもの使うような、
人々を焚きつける言葉。
ごちゃごちゃ流れていく、
ニュースのベッドラインに目を向ければ、
大量虐殺か、
世界紛争のどっちかで。
よくねえよ。
"楽園のルール"なんざ、
全然よくねえんだよ。
*D. Nurkesの著書「The Rules of Paradise」より。
"鼠と男の"作り込んだ計画は
まったく正しくない。
*ジョンスタインベックの著書「二十日鼠と男」より。
俺は、アルジャーノンへの花束を持った、
さすらい人なんだ。
平凡なジョウは、
いかれた状況が続いてることに気付いてる。
*ダニエルキースの著書「アルジャーノンに花束を」より。
廻りに巡ってつくられた俺の考え、
それこそが希望なのさ。
俺の向かうその先まで、
"神の矢"のごとく放たれて。
*C. Achebeの著書「Arrow of God」より。
だから、俺は…
漂って離れていく。
まるで宙に舞い上がる羽のように。
俺の言葉が、体から放たれる。
痛みや絶望と分つように。
だから、俺は…
永遠に止まることのない、
真上へと向かうエレベーターに乗り続ける。
進化しつづけるあの場所を見つめて、
そのエスカレーターに乗ってるんだ。
だから、俺は…
漂って離れていく。
まるで宙に舞い上がる羽のように。
俺の言葉が、体から放たれる。
痛みや絶望と分つように。
だから、俺は…
永遠に止まることのない、
真上へと向かうエレベーターに乗り続ける。
進化しつづけるあの場所を見つめて、
そのエスカレーターに乗ってるんだ。
だから、俺は…
<Akin>
チャンスを逃さず、
凶暴な狼と共に踊りまくる。
あの冷えきった場所は、
アリゾナの深い森のなかにいるようなのに、
太陽は高くあがるんだ。
皮肉な人生だな。
シュールな人生ばっか書いて、
べつにダリになりたかねえんだよ。
*イタリアの画家サルバドールダリのこと。
鮮やかな色で、
ひどく狂った生活空間を塗ってやるのさ。
プロパガンダな"6時ニュース"が
言ってることに目をむけながらな。
*BBCニュースのTHE SIX O'CLOCK NEWSのこと。
文化の衝突、
それこそ黒のフォークと白のゴミ同士。
奴らは仮想世界のなかで、
それを激しくぶつけて、面白がってる。
ミレニアムにむかって、
かけぬける100万マイル。
戻ってくるそのスピードのままに、
放たれた弾は戻ることはねえ。
まるでランボーのように、
熱心に子供たちは銃を撃つ。
弾薬が高らかに二度、
美しく解き放たれ。
ああ、最高だよ、
あんたにぶっ放すこの瞬間。
地球から打ち上げるんだ、こうやってさ、
赤ん坊にすぐに戻っちまうんだ!
そして、
奴らはどうしてなんだって泣き喚くのさ。
奴らはきっと、
どうしてなんだって泣き喚くのさ。
こんなふざけたことがもしかしたら起きるかもしれない。
だけど確実にそうなる。
奴らならやるだろうよ。
<Cise Starr>
漂って離れていく。
まるで宙に舞い上がる羽のように。
俺の言葉が、体から放たれる。
痛みや絶望と分つように。
だから、俺は…
永遠に止まることのない、
真上へと向かうエレベーターに乗り続ける。
進化しつづけるあの場所を見つめて、
そのエスカレーターに乗ってるんだ。
だから、俺は…
漂って離れていく。
まるで宙に舞い上がる羽のように。
俺の言葉が、体から放たれる。
痛みや絶望と分つように。
だから、俺は…
永遠に止まることのない、
真上へと向かうエレベーターに乗り続ける。
進化しつづけるあの場所を見つめて、
そのエスカレーターに乗ってるんだ。
だから、俺は…
俺より、あんたをよく信じること、
それが天国への鍵だからさ?
俺の本質の存在するところで
心を解き放つこと。
自分を知ることこそが、
取り巻く世界を理解できることだ。
それがいずれ、俺が求めていた知識になる。
できる範囲で、ベストをつくし、
この人生を生きていくこと。
あんたの歪な非対称を通って、
俺の思考にエネルギーがめぐること。
覚えておけよ。
俺の散文詩は光を帯びたままだ。
"お喋りな賜物"を身につけたのさ、
カンゴルを被った斡旋業者のようにね。
*Gift of gabとは雄弁者を表すイディオム。カンゴールはイギリス発の老舗ブランド。ヒップホッパーの間でも大人気でオールドスクールヒップホップのファッションの一部としてよく用いられました。
終わりやしない。
サイファーのごとく支配しつづけるぜ。
*Cypherとは円になってダンスやラップをフリースタイルで披露すること。飽きさせない魅力的なパフォーマンスを永遠に続けることを表す。
最初の古代人は火をもたらし、文明を発達させただろ。
小さなミスなんざ吹き飛ばすために、
掛け金を引き上げてやる。
倍になるか、0になるかだ。
この"真空ではない空間"のなかではな。
*vaccuumless spaceは真実ではなく無駄や嘘の物事、情報に溢れた空間のことかな?と個人的に推測しました。
だから俺は、生きる。
涙を流す安らぎの時間を、探し当ててみせる。
誰かに守られたり、
誰かに隠れたりなんざ、ごめんだね。
誇りを持って、この命を謳歌してやる。
そして、
シボレーに乗って土手に向かう。
だけど、土手は乾ききっててさ。
俺はこう歌うんだ。
"この日、俺が死ぬ日になるんだろう"
*アメリカのシンガーソングライターDon MacLeanの楽曲「American Pie」の一節からの引用。