One Day More
フランスの作家、ヴィクトルユーゴーが1862年に発表し、大ヒットした作品「レミゼラブル」は、
百年の時を超え、アランブーブリル、クロードミシェルシェーンベルクらによって1980年にミュージカル化され、
原作、ミュージカルともに、今もなお愛され続ける不朽の名作です。
こちらの曲はミュージカルのワンシーンに流れます。
革命前夜の、パリ市民それぞれの思いと叫びが詰まった一曲です。
不安や悲しさ、寂しさ、燃え上がる怒りと覚悟が
歌詞と歌声、そして音楽を通して生々しく、そして荒々しく感じられます。
レミゼラブルは、ミュージカルも、映画もどちらも見ましたが、本当に大好きです❤
とくにこの曲はとにかくかっこいいし、
腹の底から力が湧いてくるように、エネルギーに満ちていて、テンションが上がります!
下手和訳で申し訳ありませんが、
ぜひ音楽と一緒にお楽しみください😊
*映画版の音源です。
歌詞と考察はこちらを参考にしています。
https://www.google.co.jp/amp/s/genius.com/amp/Les-miserables-cast-one-day-more-lyrics
*意訳を多く含みますので、苦手な方はご注意ください。
<Valjean>
あと、一日。
新たなる一日。
新たなる宿命の日。
カルバリの地へ続く道は、
終わりなどしない。
*カルバリとはキリストが磔の刑に処された丘のこと。
私の罪を知り尽くす連中は、
必ずやここに現れるだろう。
あと、一日。
<Marius>
今日、この日まで死んでいたも同然だった。
私たちが引き離されては、
どうやって生きていけるのだ?
<Valjean>
あと、一日。
<Marius & Cosette>
明日、
あなたは 新たな世界へ旅立ってしまう。
まだあなたといるよ。
私の世界は始まったばかり。
<Eponine>
あと、一日。
ひとりぼっちの一日。
<Marius & Cosette>
私たち、 いつかまた会えるだろうか?
<Eponine>
あと、一日。
忘れられてしまう一日。
<Marius & Cosette>
君とともに生きるために生まれてきた。
<Eponine>
こんなこと目の当たりにするなんて、
なんという人生なの?
<Marius & Cosette>
そして、真実だと誓おう。
<Eponine>
だけど、彼はこうやって、
私を見てくれなんかしない。
<Enjolras & Marius>
嵐が来るまで、
あと、一日。
-彼女のもとに残るのか?
自由という、このバリケードで、
-仲間たちに加わろうか?
我が集団が列を成すとき、
-留まるのか、
それとも、立ち向かうのか?
君は私と共にここに来てくれるか?
<All>
今こそ、そのときだ。
その日は、今ここにある。
<Valjean>
あと、一日。
<Javert>
革命まであと一日。
今のうちに終わらせてやる。
学生の奴らに、
我々は覚悟ができているのだ。
彼らは血まみれになることだろう。
<Valjean>
あと、一日。
<M. & MME Thenardier>
おい、奴らが暴れ回るのをみろ。
奴らが倒れる隙をつくんだ。
身の程知らずなのさ?
誰もが自由な今ここで、
ちょっとばかし、手をいれて、
ちょっとばかし、触らせてもらおう。
こいつらのほとんどが死にかけだ。
だから、少しも惜しくもあるまい!
<Students>
その一日は、
新たなる始まり。
自由の旗を高く掲げよ。
全ての者が王であるのだ。
全ての者が王であるのだ。
勝利の末には、新たな世界が訪れる。
勝者となるための、新たな世界が訪れる。
人々の歌う声が聞こえるか?
<Marius>
私の場所はここにある。
君とともに戦おう!
<Valjean>
あと、一日。
<Javert & Cosette>
私たちは、彼らの英雄について行こう。
彼らの歩みについて行こう。
<Javert>
私たちは、彼らの英雄について行こう。
彼らの歩みについて行こう。
彼らの小さな秘密を探るのだ。
彼らの企みを、必ずや理解してやるぞ。
<Valjean>
あと、一日。
<M. & MME Thenardier & Eponine>
おい、奴らが暴れ回るのをみろ。
奴らが倒れる隙をつくんだ。
身の程知らずなのさ?
<Javert>
学生の奴らに、
我々は覚悟はできているのだ。
<Valjean>
明日、私たちは遠く彼方にいるだろう。
明日こそが、審判の日なのだ。
明日、私たちは目の当たりにするだろう。
天の神が我らのために用意していたものを。
ああ、夜明けがくる。
一日が始まるのだ。
あと、一日。