A Lovely Night
2016年12月9日に公開されたミュージカル映画「LA LA LAND」のワンシーンを彩る一曲です。
じつは公開当時あんなに話題になったのに見ておりませんでして…
4年の歳月を経てようやく見ました。
いやあ、
なんで当時見なかったんだ、自分?と問いただしたい気分に襲われています笑
それにしてもストーリーが素晴らしいのはもちろん、
音楽がとてもとてもとても素晴らしくて感動致しました🥺
もちろん好みもあるかと思いますが、私はこのジャズとクラシックを融合させ、スタイリッシュかつレトロモダンなまさに今風のミュージックソングへと見事に仕上がってることにとてつもなく衝撃を受けたし、あまりの完成さにひたすら感動して今も抜け出せません(どんだけや)
いろんなレビューみてて面白いのが、
やっぱり歴史のあるミュージカルの世界で、新しいストーリーと音楽で挑戦するのは難しいみたいですね。
そこを乗り越えて、見事大成功を収めた作家、作曲家へ、大きな拍手と感謝を送りたいです。
あと、あのラストがやはり評価が分かれるところですが、映画を作る際にラストを変えろと迫られたらしいですね。監督のデミアンチャゼル氏は絶対に変えない!と断固として断ったようです。
いやそれ、絶対に正解だったと思います!!
だからこそ、この作品はただのロマンス映画で終わらず、大人なテイストに仕上がってるのです。
音楽も然り。従来の煌びやかなド派手さ、ドぎつさ、ポップさこそありませんが、夢と現実どちらも感じさせる、凛とした上品さがあります。
ちょうど、全記事で有名ミュージカル、マイフェアレディの曲を扱い、調べていたら、同じく結末を変えようとするミュージカル作家たちに嫌気がさした原作者のジョージバーナードショーは自分が死ぬまでミュージカル化を許さなかったそうです(実際の原作はアンハッピーエンド)
原作者たちの思いをねじ曲げようとするのはいかがなものなんでしょうかね?
ますますLA LA LANDの成功が嬉しいです。
ミュージカル公演決まったら絶対に行きます!
ぜひ動画をピントアウトさせてお楽しみください
*歌詞と考察はこちらを参考にしています。
*意訳・誤訳が含まれますので苦手な方はご注意ください。
<Sebastian>
まもなく太陽は沈みゆき。
光が灯されていく。
海にまで染まっていく、銀の輝き。
そんな風景のなかで、僕らは出会う。
まさに二人のために誂えた舞台。
これほど滑稽な二人というのも、
君と僕しかいないだろう。
どこかの彼女と彼は、
あのうずまく薄明を愛するはずさ。
だけど、ここにいるのは君と僕だけ。
そんなの、あまりにももったいない。
僕らじゃこの空をとても愛せないね。
君は僕のタイプじゃないもの。
<Mia>
嘘でしょ?
<Seabastian>
だって、
見るものがなにひとつ輝いてない。
素敵な夜をなんて無駄遣い!
<Mia>
気の利いた言葉が思いつかないってこと?
なら、ひとつはっきりさせましょう。
私なら言ってあげられると思うわ。
<Sebastian>
でも、君が?
<Mia>
だってあなた、とても可愛いく見えるけど?
ポリエステルのスーツ着て。
<Sebastian>
これはウールだ。
<Mia>
おっしゃるとおり。
絶対あなたには恋しない。
これの魅力というのはきっと、
ヒールじゃない子か、それとも
そういうのを信じる子ならわかるのかしら。
ロマンスにはきっかけがつきもの、ってね。
<Sebastian>
♫口笛
<Mia>
はっきり言ってそんな感覚持ってないの。
<Sebastian>
そうなの?
<Mia>
まあ、
なにもないってことはないかもしれないけれど。
<Sebastian>
それはよかった。
なら、君も納得してくれる?
<Sebastian & Mia>
素敵な夜をなんて無駄遣い!
【考察という名の懺悔】
まず前半の歌詞のなかの、
this swirling sky
よくわからなくて、調べまくりました笑
どうやら、
こういうぐるぐるした感じらしいです(ほんとか?)
しかしこの空をどうやって日本語に表せばいいのかわからず頭を捻らせ、
薄明という、
こんな空の色を表す言葉があるらしいので、
大分意訳させて頂きました😅
日本語にない言葉出されると困るな…
このシーン、反発しあってるのに、
なんかニコニコしちゃうワクワク感があって好きなのです♡
見事な皮肉返しをかますミアのめっちゃ強気な感じも好き!