BOOGIE
カニエウエストのファンサイトでグループをくんで出発したユニークな出自をもつ、音楽グループBROCKHAMPTONより、
2017年12月15日にリリースされたアルバム「SATURATION Ⅲ」の第一曲に収録される曲です。
今から3年前だというのが信じられないくらいフレッシュで爽やかで心躍るサウンド
それもそのはず、
センスありすぎるラップもビートも操りながら、彼らは自身がボーイバンドだと高らかに宣言し、
誰もが聴きやすいキャッチーで小気味良いサウンドを前面に押し出し、
そして、
曲のなかはびっしりと情熱的で、皮肉めいたメッセージがたっぷりと詰め込まれている。
こういう熱のこもった曲は本当に素敵
ブロックハンプトンの楽曲はどれもセンスよくて好きですが、
絶対に歌詞も吟味するべきグループです。
スカッとするし、お酒が進みますよ!←
歌詞と考察はこちらを参考にしています。
https://www.google.co.jp/amp/s/genius.com/amp/Brockhampton-boogie-lyrics
*意訳を多く含みますので、苦手な方はご注意ください。
<kevin>
今日(こんにち)でいう、
家族で囲む朝食には、
一体なんのルールが存在する?
俺が口に出しちゃいけないことはなんだ?
あれか?
いっそ髪下ろして綺麗に伸ばしてやりゃいいのか?
あの女どものようにさ。
*このヴァースを担当するkevin abstractは同性愛者であることをカミングアウトしており、家庭内や社会での嫌悪や排除に対しする怒りを皮肉として表している。
チャラチャラしたあの女どものようにさ!
<kevin>
俺は生まれてきてこれまで、
自分を殴りつづけてきた。
何度も何度も
自分の気持ちを押し込めて殺してきた。
でも今夜の俺は、
誰にも止められやしねえ。
やりたいようにやってやるんだ。
<ameer & kevin>
おいおい、
俺たちはずっと追及してきただろ、
ブロックハンプトンってなんなのか、
お前の母ちゃんに電話して説明してやれよ。
俺たちはいずれプラチナムを取る。
後ろなんか向いてたら、
首折るからな。
病院送りにしてやる。
ワンダイレクション以来の
最高のボーイズグループだ。
肌の感染病のごとく
みんなむずむずさせてやる。
俺のいうこと間違ってると思うなら、
無理はせず、
どうぞこの曲はスキップしてくれよ?
<matt>
誰だよ?俺を苛立たせる奴は。
どんなしけた顔の連中が
俺たちの話をしたがってんだ?
誰だよ?俺を苛立たせる奴は。
どんなしけた顔の連中が
俺たちの話をしたがってんだ?
なあ、
俺から奪ってみろよ、なあ?
俺から奪ってみろよってんだよ、なあ?
俺から奪ってみろよ、なあ?
俺から奪ってみろよってんだよ、なあ?
<joba>
首を折ってやる。
俺はセラピストだから簡単さ。
さっさとこっちにこいよ、
逃げられないことはわかってるだろ?
マジで夢みごこちのようさ、
ヘイターを蹴散らすとき、
背筋が真っ直ぐになおる気分だ。
<merlyn>
あいつらは俺をみると声をかける、
ウィリーウィリー!ってさ。
だけど、
あいつらは俺を見ようとはしないんだ。
まるで田舎者の気分だった。
昔は辛くてたまらなかった。
誰も俺の”ウィリー”に見向きもしなかったから。
まあ…
今も辛くてたまらないけど。
みんながみんな、
俺の”ウィリー”をくわえたがってるからさ?
<dom>
奴らまるで狐につままれたように俺らを見て、
「お前たちの身になにが起こってる?」
俺たちのチームが成功したときに
怪訝な顔でそう言ってきたもんだ。
あの連中は俺を墓のなかに埋めようと
躍起になるだろう。
でも君には聞こえる?
背筋を震わすチューンのなかに、
ファラオの音が鳴り響くのを。
今君が感じる全てが核心だ。
この午後でも君のテンションを上げたいんだ。
最高の金塊は、
この新しい香りをもたらしてくれた。
巻いて火をつけて、
煙をゆっくりと吸い込む。
ただ事実を知りたいか?
なら、
薫る俺をじっくり見つめとくんだな。
<kevin>
俺は生まれてきてこれまで、
自分を殴りつづけてきた。
何度も何度も
自分の気持ちを押し込めて殺してきた。
でも今夜の俺は、
誰にも止められやしねえ。
やりたいようにやってやるんだ。