ALL I NEED IS FIVE MINUTES

音楽中毒の英語素人による和訳と考察集

A Certain Romance

 

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イギリスのバンド、アークティックモンキーズにより2006年1月29日にリリースされた伝説のファーストアルバム「Whatever People Say I Am, That's I'm Not」の最終トラック曲として収録される一曲です。

 

私、アークティックモンキーズ大好きで、アルバム自体はAMが一番好きですが、

曲自体はこのA Certain Romanceが一番好きです!!!!!!!

 

というか、とあるフェスのライブ映像が素晴らしくて惚れたし、なんならこの曲でアクモンを知ったと言っても過言ではありません。

 

アクモンファンの方にぜひ聞いてみたいんだけど、一体彼らのどこに惹かれたんでしょう?

 

歌詞?

声?

楽曲の勢いや構成?

もはや拭うことのできない天才的センス?

 

探せば探すほど個性的で魅力に溢れるバンドですよね♡人それぞれに様々な部分で惚れてると思います。

私はやっぱり、一度聞いたら離れない、心臓を鷲掴みにするようなフレーズ。彼らは作り出すのが本当に上手いと思います。

 

この曲のイントロは本当に印象的じゃないですか?嵐のような激しいギター音のあとの、静まった長閑なフレーズがすごく強烈で。

 

いつかグラストンベリーの地で、

このフレーズを聴いて涙してみたいものです(望み高いな)

 

そして歌詞も素敵です❤️

ぜひ聴いてみてください。

 

 

*歌詞や考察はこちらを参考にしています。

*意訳・誤訳を含みますので苦手な方はご注意ください。

 

 

 

 

 

 

 

ああ、そうだな…
あいつらは古めのリーボックを履いてるかもしれない。

あるいはボロボロのコンバース
いや、よく見るようなあの靴下に押し込んだズボンか?

だけど、それはどうでもいいんだ。

言いたいのは、
そこにロマンスなんかありゃしねえってこと。

あいつらには理解できねえ事実だ。

おそらく俺を殴ろうとでもするだろう。

あんたも奴らを見りゃ納得してくれるさ。
ロマンスなんざありゃしないって明白すぎてね。

 

だろう?
滑稽だよな、わかるよ。

その気になりゃあいつらに伝えてやってもいいんだ。
一晩かけて教えてやりてえよ。

あいつらは聞きやしないだろうけど。
考えがそうなっちまってるから。

まあ、そうなるのは全く問題ないけどな。
やりたいようにやってもらえればさ?

 

だって、
向こうの世界ってイカれてる。

新しい着メロとしか向こうでは
音楽として認められねえんだ。

そんなこと、シャーロックホームズを使わなくてもわかるだろ?
こっちとのささいな違いってやつがさ。

勘違いしてほしくないけど、
そっちにはバンドしてる奴らもいる。

持ってるキューで殴るアホとかいるだろ。

たった二本の缶を飲んだだけだぜ?

それで馬鹿な真似して平気なんだって
思っちまってるんだよ。

 

 

だろう?
滑稽だよな、わかるよ。

その気になりゃあいつらに伝えてやってもいいんだ。
一晩かけて教えてやりてえよな。

あいつらは聞きやしないだろうけど。
考えがそうなっちまってるから。

まあ、そうなるのは全く問題ないけどな。
やりたいようにやってもらえればさ?

 


だけど、
俺は言うよ。

絶対にそんなの嫌だって。

まあ、
あんたは俺を行かせないだろうけど、
どこにもさ。

ああ、嫌だ。
絶対に嫌だね。

そっちに行くつもりは
俺には無いよ。

 


だけど、その向こうにいる奴らは俺の友達だ。
今更なんて言えばいい?
ずっと昔から知ってる連中さ。

いずれあいつらは一線を超えちまう。
だけどあんたは、自分みたいにしろだなんて、偉そうに言うことなんかできないんだ。

 

できないよ、同じようには無理だ。

頭では思うけど、どうせ無理なんだ。

 

 

 

【素人による和訳考察】

 

いやあ〜〜

英語のThe とAの違い本当に難しい!!

ニュアンスがどういったものか、なかなか非ネイティブには捉えられない😭

個人的にいろんな歌詞や文章を見ていると、

"A"ってなかなか面白い単語だと思う。

 

少年AとかのサブキャラA的な?

すごくどうでもいい例みたいな?平凡なひとつみたいな。下手すると皮肉な使い方になってしまうし、詩的な表現でよく使われてると思う。逆にtheは自信が溢れてるように聞こえる。

 

それとリンクして、最後のバースがめちゃくちゃ難しい😭😭😭

ディスっといて、結局最後は"向こう"の人たちが友達だから俺はなんも言えねーみたいな、いきなり自信ない感じで。え?さっきまでの自信どした?みたいな笑

たぶん、葛藤を表してるんだと思うけど。

ジーニアスの考察も面白いですね。

向こうをメインストリーム捉えて、少なくともメインストリームの恩恵を受けているから、偉そうなことを言えないという。

 

これあれなのかな?

Iが向こう側にいる人たちをディスる裏の自分で、

youがそう思いながらも、向こう側の友人たちに偉そうには言えない表の自分、みたいな。

 

その両面の自分とのせめぎ合いが最後の一節で表され、若干の自信の無さというか、皮肉っぽいやるせなさというか。

 

Theとか、Myとか、あるいはThat'sとかのほうが題名としてはかっこいいんだろうけど、

あえての"A certain romance"というのは、

 

もしかしたら他人から見ると間違ってる、あるいは取るに足らないバカバカしいことなのかもだけど、でも自分の中で確かに感じる確固たるロマンス

 

っていう、若者らしい自信はないけど、揺るぎないものを表してるのかなあ〜と笑

 

でも自分の感じるロマンスは絶対に大切にするべきだし、

だからこそ、アクモンの魅力が光ってるんだと通りすがりのアクモンファンAは思います👍